思春期を迎えるころになると、アポクリン汗腺の活動が活発になるため、両親がわきがだったりアポクリン汗腺が多いなどわきが素因を持っている子供はわきがが発生しはじめます。
思春期は体の変化が活発に
あきらかに汗の量が増えた、耳垢や耳の後ろが湿っている、衣服から異臭がするというのはわきがの症状になるので、早めに対策を行いましょう。
思春期のわきがのニオイを抑える方法は、食事、衛生、デオドラントの3つが基本になります。
1.食事
肉類や乳製品など脂質やタンパク質が多いものを食べると、アポクリン汗腺の活動がより活性化されてしまいます。
食事ではすぐに症状を緩和させることはできないものの、野菜を中心に食べるように心がけていれば、ニオイを軽減させる効果があるので規則正しい食事をするようにしてください。
2.衛生
これは自分の体だけではなく衣服にも気をつけることが肝心です。
体に関しては、毎日入浴するのはもとより、クエン酸を入れた湯船に浸かる習慣をつけましょう。クエン酸は殺菌作用に優れているので、アポクリン汗腺の汗を餌にする雑菌を死滅させてくれます。
夜入るのは当然ですが、ニオイが強い場合は登校前に入るとより効果的なので、頑張って早起きして入浴するのが理想です。
衣服は必ず清潔にして、一度着た洋服はしっかりと汗染みを落としておきましょう。せっかくクエン酸や殺菌スプレーなどで菌を減らしても、服に汗染みが残っていたらそこから雑菌が繁殖してニオイを発生させてしまいます。
アポクリン汗腺の汗は落ちにくいので毎日つけ置き洗いをするのは大変かもしれませんが、これをおざなりにしてしまうとどんな対策もムダになってしまうので、毎回漂白剤につけ込んで汗を落として洗濯してください。
3.デオドラント
お風呂上がりはもちろん登校前、学校についてからもこまめに付け直しましょう。最近は効果が持続するものもあるので、ニオイの度合いによっては付け直しは必要ないかもしれません。
しかし、思春期は汗腺の分泌が盛んですから、いつの間にか臭ってしまう可能性もあります。こういったときにすぐに対処するためにも、デオドラント剤は持ち歩くようにしておくと安心です。
気になる思春期のわきがでも、基本の3つの対策を行えばニオイを抑えられるので頑張って実践してください。